何を残し、何を変えるか。
建物構造 木造軸組
専有面積 36.29坪
築年数 32年
施工会社
住友林業ホームテック株式会社
工事内容
1階リノベーション 耐震 断熱 木質化提案 インテリア提案
  • before before
  • after befoafterre

何を残し、何を変えるか。

終の棲み処としての五十代夫婦の計画。御主人様の実家が空き家となり、相続してマンションから住み替える事に。一度は建て替えも視野に入れていたが、思い入れのある実家を住み継ぎたいというお気持ちからリフォームを検討。使いにくい間取りを変えたいと思う一方で、亡くなられた御父様が当時拘って作られた家の雰囲気は変えたくないという思いも。このお施主様の思いが設計の中心となった。何を残して何を変えるかを考えた時、素朴でありながらしつらえの良さを感じた和室を残し、活かす事とした。変えた空間が和室を際⽴たせ、和室が変わった空間を際⽴たせる。そんなシナジー効果を期待し、設計を⾏った。

VIOCEお客様の声

和室とLDKは、天井を通し、可変性の高い障子で双方を緩やかに繋げた。梁補強の影響で、2350mmと比較的低い天井高さとなるが、建物の東⻄軸を強調するように「抜け」を演出して嫌な圧迫感を無くし、視覚的に気持ちの良い空間とした。選定した材料や色味は、和室に合わせて、仕上材、家具、窓枠に至るまで、細かな箇所にも「自然素材」に拘り、統一感を持たせた。全ての要素が相まって、洗練されているが、良い意味で緊張感のない「上質な素朴さ」を感じられる空間となった。インテリア担当、工事担当、職人さんの協⼒により、最後まで細部に拘ることが出来た。

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